お絵描き、めらんこりー
イラストをたくさん描くようになって、わたしも推しCPの同人漫画が書きたいと思い始めた。
わたしは仕事の合間に書きたいことを考え、プロットを書いた。
ネームを慣れ親しんだスケッチブックの上で組み立て、初めてできた漫画のネームは、19ページにも及んだ。
これは漫画初心者のわたしにはむりぃぃ!!!!長すぎぃぃぃ!!!となったので
今はまだ、温めている。もう少し慣れたらこの子を産み落とすつもりでいる。
日々、仕事の合間や電車の中で考えるプロット、組み立てるネーム。
これを考えてるときが一番幸せかもしれない。至福の時というやつである。
ガチの漫画初心者の私が書いた漫画は4ページ。
昔よく読んだ同人アンソロジーの中の一本くらいの容量である。
デジタルでネームを書いて、コマ割りをして、線画を書いて、トーンを貼ってみたら、初心者のわたしが書いたのに、どう見ても漫画だった。
うれしかったよ、ほんとに。1ページ目が出来上がった瞬間、自分は天才なんじゃないかと思ったね。(言い過ぎ
そして、天才なんじゃないかと思う反面、わたしは漫画を描くことについてある感情に気が付いてしまったのである。
1ページ目 驚き
「なにこれまんがやあああああああん!!!」
2ページ目 楽しい
「なにこれたのしいいいいいいしあわせええええええ」
3ページ目 気づき
「ちょちょちょちょっと待って」
4ページ目 悲しみ
「さみしい」
わたしは漫画を描き終える寂しさというものに気が付いてしまったのである。
話の内容としては終わらないのだけれど(同人誌ですからね)
最後の4ページ目、寂しすぎてトーン貼るのが嫌すぎて嫌すぎてどうしたらいいのw(←今ココ
トーンを貼ってしまったらこの漫画、完成してしまうんですよ。
わたしは上手ではないけれど、頑張って書いてきたという自負はあるし、自分の作品が好きなんですよ。
お絵描きや物書きをしている人にならわかってもらえると思うんだけれど、自分の作品を嫌いな人はいないと思う。もうそりゃ、例えようがないくらいには可愛いと思うわけです。
それが終わってしまうんですよ、あと1ページ、トーンを貼るだけで。
次のお話も考えているし、もう少し細かいところを詰めたらいつだって新しいお話を書き始められるのに、さみしい。
この気持ち、大好きだったアニメが最終回をむかえてしまって見られないあの胸がぎゅううううっとなる瞬間に似ているなと、めらんこりー。
それでも、ただわたしはこの子をたくさんの人に見てもらいたいので、しっかり最後まで描き切ろうと思うお。がんばゆ。